ご売却

1. 売却のご相談

ハワイの不動産は、一部の物件を除いて、値下がりはしません。まずは、売却ご希望の物件を見せていただき、修理、片付け、クリーニングなどのアドバイスをさせていただき、CMA(比較物件表)をお見せして、実際にはいくらで売れるか、ご説明をさせていただきます。また、売却に当たって、売主負担の費用など、詳しく説明させていただきます。ねだんやいつ頃までに売りたいか、など売主様からのご希望などを考慮して作成した売却の契約書にサインをいただきます。

売主さんの一番大きな費用は、エージェント手数料です。通常、成約価格の5%か、6%かかります。その他、ドキュメント費用や、シロアリ検査費用、エスクロー費用などが、おおまかに見て約1%かかると思って下さい。私は、ネットシートを作成し、実際には売却後、いくら手元に残るか、ご確認いただいています。

エージェント手数料は大きいですが、フラットレートのエージェントなどは、私の経験から言うと、まじめに仕事をしません。大切なハワイのお家です。きちんとした報酬を払って、信頼できるエージェントに売却を頼みましょう。

2. 準備

売却開始日までに、修理が必要な箇所は修理をし、最高の状態でバイヤーさんに見てもらえるよう、必要のない物などは処分して、クリーニングなどを施していただき、私の方ではステージングをさせていただきます。また、もしもテナントさんがいる物件でしたら、テナントさんにショーイングに協力をしてもらうために、どのようにすればいいか、アドバイスをいたします。

ステージング

3. 売り出し開始

最高の状態で、バイヤーさんに見てもらうことができるようになりましたら、売り出しを開始します。ハワイには一つしかないMLSシステムには、もちろんのこと、オープンハウス、インターネットやダイレクトメール、Eメールブラストなど、あらゆる広告を使って、できるだけ多くのバイヤーさんに、この売り出し物件を通知し、見に来てもらいましょう。

フライヤー

4. 買主との合意

バイヤーさんからのオファー(購入契約書)が届きましたら、オファーの内容をきちんと説明させていただいた上で、このオファーを受けるかどうか、売主様に決めていただきます。売買契約は、このオファーの通りに進みますので、リスクがある箇所などは、きちんと説明いたします。変更が必要な場合は、変更事項を書き入れたカウンターオファーを作って、バイヤーさんに送ります。

5. エスクロー

カウンターオファーを何度かやりとりして、合意に至ったら、エスクローを開設します。エスクローが終了するまでは、物件は売主の物です。エスクロー中は、売主も買主も、することが沢山あります。売主の主な事項は、まず、内容開示書を作らなければなりません。私は売却契約書を作成の時に、内容開示書も記入していただいております。コンドミニアムの場合は、コンドドキュメントをオーダーし、買主に渡さなければなりません。また、買主が選んだシロアリ検査官にシロアリ検査を依頼したり、物件検査を入れたり、その結果、修理などをしたり、最後のクリーニングなど、沢山の事を期限内にしなければなりません。もちろん、個々のケースによって、違いがありますし、問題が発生することもよくあります。その都度、売主様と一緒に問題を解決していきます。

6.公証

通常は、エスクローオフィスか、ローン会社のオフィスなどで、公証をし、その時に他の最終書類にもサインをしていただきます。(サイニング)公証とは、公証人の資格を持つ人の前でサインをすることで、写真つきの身分証明書をお持ちいただきます。Deed (権利書)やローンの書類がサインが必要な書類です。売主も買主も公証が必要です。公証には、ドキュサインなどの、デジタルでのサインは使用できません。

ハワイやアメリカ本土で公証を受ける場合の公証費用は非常に安くすみます。日本で公証を受けられる場合は、予約が必要なアメリカ大使館で受けていただくか、公証役場に行っていただきます。公証役場での公証は大変高額ですし、書類の説明も受けることができません。できればハワイでの公証をおすすめします。

どうしても日本で公証を受ける場合は、できれば大使館(東京)や領事館(大阪)で受けていただくのがベストですが、予約がなかなか取れない場合があります。公証役場に行く場合は、英文書類の公証になれた役場に行きましょう。東京ですと、赤坂や、霞ヶ関。大阪ですと難波の公証役場が間違いありません。

7. 登記

登記の日は、物件の名義が変わる日です。クロージング・デートと私達は呼んでいます。エスクロー開設から登記までの日にちは、キャッシュバイヤーの場合は、通常30日、ローンの場合は、約60日かかります。

無事に売却が終わりました後は、かならず税金のタックスリターンをファイルしてください。売主がハワイ在住者でない場合は、売却価格の15%を源泉徴収されています。そのため、売却後はハワイから離れる方でも、翌年のタックスリターンまでは、銀行口座などもそのまま置いておかれますことをおすすめします。税理士さんや会計士さんが必要な場合は、ご紹介します。

ハワイでのご売却・ご購入をお考えの方は、私、プエルト・カヨにご連絡ください。私の仕事に100%満足していただけることをお約束いたします。

電話 808-554-2656

Eメール kayo.puerto@yahoo.com