How Crazy is Market?

今年は元旦からオファーを二つ書いて、その後も色々な案件が入ってきたりして忙しくしていました。二つとも、行けそうです！

最近は、友人とリタイアについて話す事も多いのですが、もうそういう年なのですね。何人かの友人は、ハワイは物価が高すぎるので、老後は日本に帰るという人もいました。アメリカ人だと、お金のある人はハワイ、そこまでない人は、コスタリカあたりでしょうか。

物価はまだまだ上がりそうですが、何と言っても一番値上がりしているのが不動産です。これは間違いありません。食用油が、この何年かで1ドルぐらい値上がりしたとか、ミルクの値段が上がったとか、野菜がまた高くなったとか、色々と値上がりしていますが、何ドルか、の世界。反面、不動産は、10年で2倍になって行っています。

物件によっては、1年で10万ドルも上がった物もあります。買主のお手伝いが多い私としては、なるべく値上がりはして欲しくないのですが、異常な値段になってしまっています。

最近、取引の多い、アラモアナホテルは、最初の値段は10万ドルほどでした。12、3年ほど前の話です。今は、スタジオタイプで、20万ドル弱～30万ドル強、という値段になっています。

一戸建てだと、ホノルルでは土地のバリューだけでも80万ドルというのがざらにあります。もう、クレージーとしかいいようがありません。

完全な売り手市場のハワイでは、一つの売り物件に、オファーが殺到する事も珍しくありません。一度、私のクライアントがオファーを入れようとした時の話しです。

売主のエージェントに、いつものようにまずオファーの状況を聞きました。もうオファーは来ていますか？と。。。。返ってきた答えにびっくりです。

売主のエージェント「もうオファーがすごい沢山来て、困っています。今から売主と、どのオファーを取るか話しをするところです」

私「私のクライアントもオファーを出したいので少し待ってくれませんか？」

売主のエージェント「もうすでに、売り出し価格以上のいいオファーが沢山来ているので、もう要りません」

私「とてもいいオファーですよ。何とか待ってくれませんか？」

売主のエージェント「オファーが来てしまったら、いちいち返事をしなければならないので、大変なんです。お願いですから、オファーを持って来ないでください」

私「・・・・・・・・」

この物件だったら、おそらくすでにオファーは来ているだろうと、予想はしていましたが、ここまでとは！！

何度も言いますが、本当に買いたい物件があったら、あまり交渉をしようとすると、買い逃してしまいますよ。

と言っても、交渉が全くできないわけではありません。今契約中の取引は、売値から7万5千ドルも低いオファーを出して、そこから交渉を始め、結局5万ドルも低い値段で売主に合意してもらいました！物件によっては、交渉可能です。その辺りは、私はよく分かっていますので、交渉できる物は出来る限りの交渉をしますよ！

みんなが欲しい物件

ハワイは売り出し物件が非常に少なく、今売り出し中の物件の中には、ご希望の物がない場合もたくさんあります。そのような場合は、そのご希望の物件が出てくるのを待つことになるのですが、実際、同じ物件を待っている人が他にもいる場合が多いです。

例えば、人気のバンヤンですと、タワー1の角部屋（13号室か14号室）の高層階。（角部屋は、面積が大きく、高層階では、海やダイアモンドヘッドの景色が素晴らしい）というユニットが出てくるのを待つとして、実際に出てきた場合は、すぐにオファーを入れる事が必要です。何故なら、そのような物件を待っている人は、他にもいるからです。その場合、フルプライスか、もしも他にもオファーが来る場合は、フルプライスに少し上乗せして、出来るだけ早くオファーを出して売主に決めさせてしまうのが得策です。

今、エスクロー中の物件もそうでした。過去にさかのぼって調べてみたら、あんまり出てこない物件。でも、出てきた場合は、すぐに売れて、売れ残った物はない、という状況。出てきた次の日に見に行ったのですが、すでにオファーが一つ入っていて、二人の人がすでに見に来た、とのこと！

すでに来たオファーがどんなオファーか、なかなか教えてくれません。ですが、そのバイヤーさんは待っていたことは間違いありません。なのでかなりいいオファーだろうと想像がつきます。ですので、私は最低でもフルプライスのオファーを入れることをクライアントにアドバイスしました。結局、売り出し価格よりも少し高い値段で合意ができました。

一昨日、同じような物件が出てきたので、それを見ると、すでにオファーが入っていてそれを受け付けたことが分かりました。売り出しの当日です。私達より先にオファーを入れたにも関わらず、買えなかった人が、その物件にオファーを入れたのでしょうね。だいたいの想像はつきます。

こういう事はハワイではよくあります。みんなが欲しい物件で、あまり出てこない物件を買う場合は、出来るだけ早く一番良いオファーを入れること。でないと買えません。場合によっては、見に行く前にオファーを入れる必要もあります。バイヤーの場合は、キャンセルするチャンスは何度かありますので、オファーを通してから、色々考えればいいのです。オファーが通らなければ、元も子もありません。その点、私は自信があります。私のクライアントが欲しい物件は、私のアドバイスを聞いてくれた場合、必ずオファーが通っています。

ただ、ある程度、ハワイのマーケットを理解している人でないと、私の言うことを信じるのは難しいかも知れません。不動産は交渉して買うもの。値段を上乗せしないと買えない、などということは信じられない。という人もいます。そういう人は、１、２度、失敗してみないと分からない場合もあります。ただ、私としては、通らないと分かっているオファーは、あまり書きたくないですね。時間の無駄になるだけですので。

うちの庭に出来てきた、日本きうり。今までは、何度トライしても虫やナメクジの被害にあって育ちませんでしたが、今回はじめて収穫できそうです！うれしすぎて涙が出そう！